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ロシア救助隊、生き埋め127時間の女性を救出
発信時間: 2008-05-18 | チャイナネット

ロシア隊の随行員・呉暁勇さん:「私の声が聞こえますか」

生き埋めの女性:「聞こえます」

呉暁勇さん:「痛いところはありますか」

生き埋めの女性:「あります」

呉暁勇さん:「動くことはできますか」

生き埋めの女性:「動けます」

呉暁勇さん:「手は?」

生き埋めの女性:「手も動きます」

呉暁勇さん:「両手とも動きますか」

生き埋めの女性:「動きます」

呉暁勇さん:「足はどうですか」

生き埋めの女性:「動きます」

呉暁勇さん:「両方とも動きますか」

生き埋めの女性:「動きます」

以上は、ロシア国際救援隊に随行している呉暁勇さんと、127時間生き埋めになった61歳の女性との会話だ。

生存者の意識がしっかりしているのを確認した救助隊は、わずか16分でコンクリート板の隙間に挟まれていた女性を救出した。これは国際救助隊が中国で救出した一人目の生存者である。

ロシア救援隊は、17日午前11時半から都江堰での捜索を行っていた。そんな中、地元住民から捜索していた救援隊に、都江堰管理局第2生活区の「10号棟」に人が閉じこめられているという情報がもたらされた。救援隊はすぐにこの建物の捜索を行い、最初は4頭の災害救助犬を使い、その後は人命探査装置を使って捜索した。そしてとうとう「第3単元」が見つかり、がれきの深い場所を掘り起こすことになった。

捜索開始から1時間が経過した夜9時、地下室に崩れ落ちた1階部分のコンクリート板に囲まれた所に生存者がいることが分かった。

救援隊員たちはまず電気ドリルでコンクリート板に穴をあけ、中国外交部の随行員である呉暁勇さんが女性に声をかけた。「落ち着いてください。今すぐ救出しますから、焦らないで。すぐに助かります」

8人のロシア救援隊員は、すぐにコンクリートの板を切断した。10分足らずのうちに、鉄筋コンクリート構造の床板に横1メートル、縦50センチの長方形の穴があいた。

四川大地震で生き埋めとなった61歳の女性は、夜9時16分、127時間ぶりに救出された。

「チャイナネット」2008年5月18日

 

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