6月1日より、中国国内を含む全世界の航空チケット代理店は、従来の紙製チケットの販売を停止する。「京華時報」が伝えた。
国際民間航空機関(ICAO)がこのほど全世界で実施する航空チケットの電子化に伴い、2008年6月1日午前0時より、全世界の航空チケット代理店は従来の紙製BSPチケットの発行を停止、電子チケットへの全面切り換えがおこなわれる。各航空会社は従来の紙製チケットを引き続き販売できるものの、各航空会社はいずれも電子チケットの導入を推進しており、特殊なケースを除き、今後、紙製チケットの販売はおこなわれない見通し。
ICAO北アジア地区副総裁・張保建氏によると、いわゆる特殊なケースとは、主に乳幼児用チケット、および海外航空会社へのトランジットを含むチケットを指す。ICAOは4月1日よりチケット代理機構への紙製チケット発行を停止、6月1日より、BSP紙製チケットの販売停止措置を採る。張副総裁はまた、チケット代理店は今後紙製チケット販売をおこなわないものの、利用客に不便が生じることはないと述べている。利用客が紙製チケットを必要とする場合については、正規代理店を通じ利用航空会社に連絡することにより、紙製チケット入手が可能という。
「人民網日本語版」2008年5月28日 |