北京地下鉄運営公司は27日、北京市内の地下鉄全駅で、来月末にも安全検査装置の配備・テストが完了し、現存する123駅全駅での安全検査が開始されると発表した。

五輪対策に3690人が常駐

「五輪開催前に、市内地下鉄各路線123駅全駅での安全検査が開始される」。北京地下鉄運営公司の賈鵬宣伝部長によると、各駅安全検査の対象となるのは主に大型リュックサックおよび液体物品を携帯する乗客となり、目視検査、安全検査装置による検査、警察犬による検査などにより実施される。6月末までに、市内地下鉄の全駅で装置の配備・テストが完了し、チェックが開始される見込みという。五輪地下鉄安全検査業務のため、同公司はすでに検査員3690人を確保済みで、うち640人が現在までに訓練を終えている。

安全検査の実施が乗客の乗り降りを妨げるのではとの質問に対し、賈部長はこれを否定、安全検査は携帯物品に対しておこなう抜き打ち検査であり、比較的大きな、中身の確認しがたい荷物を重点的にチェックするという。