雨季に入ってから貴州省では連日、局地的に大雨が続き、一部の地域では強い雨や激しい雨が頻繁に降り、崖崩れや洪水など深刻な災害が発生し、死者が30人、行方不明者が13人にのぼっている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
28日に開かれた貴州省政府洪水災害対策会議によると、貴州省は5月に入ってから、省の西南部・南部・中部で頻繁に雨が降る異常気象が続いていた。特に21日から27日にかけ、局地的に強い雨や激しい雨が頻繁に見舞われ、なかでも長順、平バ、普定、安順、紫雲の5県(市)で特に激しい雨、17県(市)では強い雨が降り、一部の地域ではアラレ混じりの大雨の天気となった。また8つの郷・鎮でも激しい雨に見舞われ、53の郷・鎮でも強い雨が続いた。27日午後8時までに全省の25県(市・区)で何らかの被害があり、この災害による死者は30人、行方不明者は13人にのぼり、3200棟余りの家屋が損壊した。一部の道路・通信設備・電力施設の被害も深刻だ。
貴州省政府は3級自然災害緊急救援体制を発動し、綿密な調査を展開すべく救援チームを被災地に派遣した。また、これまでに被害の深刻な被災地にテント65張、布団450枚、衣類3千枚余りを急きょ届けた。
「人民網日本語版」2008年5月29日 |