中国中央電視台（CCTV）のニュース番組「晩間新聞」によると、国家体育場「鳥の巣」で10日、北京五輪開幕式の本番さながらのリハーサルが初めて行われた。

開幕式のプログラムが本番前にもれてしまうことのないよう、北京五輪組織委員会は機密保持のための厳格な措置を取った。通行許可証を持った関係者を除き、記者や部外者は一律で入場禁止とされた。

「鳥の巣」の外には3層の隔離柵が設けられ、公安警察と武装警察によって管理された。それぞれの隔離柵の出入口は施錠され、作業用車両が出入りする度に武装警察が解錠する仕組みが取られた。

空からの撮影などを防ぐため、「鳥の巣」上空にも封鎖措置が取られた。ただ競技場の屋根部分には開幕式に向けた最終工事を行う作業員がおり、ドレスリハーサルの最初の「観客」となった。これらの作業員は機密保持の協議書にサインしており、開幕式の内容を絶対にもらさないことを承諾しているという。

「人民網日本語版」2008年7月11日