西蔵（チベット）自治区地震局の朱セン局長は25日、「地震による青蔵鉄道への影響はない」と掌握している状況に基づき発表した。「新華社」が伝えた。

朱セン局長によると、地震の発生した仲巴（ドンパ）県は西蔵自治区日喀則（シガツェ）地区の最西部にある、阿里（ガリ）地区と隣接した県で、青蔵鉄道から約数百キロメートル離れており、青蔵鉄道への影響は特にない。

中国国家地震台網の観測によると、西蔵自治区日喀則地区仲巴県（北緯31.0度、東経83.6度）で北京時間の25日午後9時22分、マグニチュード（Ｍ）6.8の地震が発生。震源の深さは10キロメートル、震源地は標高5500メートルの人里から離れた地域だという。

地震発生後、西蔵地震局は直ちに地震緊急対策を発動するとともに、中国国家地震台と緊急会議を開き、朱セン局長率いる調査チームが25日午前12時、拉薩（ラサ）を出発して現場に駆けつけた。

※ 朱セン局長のセンは草冠に「全」。

｢人民網日本語版｣2008年8月26日