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未来へつなげ、五輪の果実(1)マナーの向上 
発信時間: 2008-09-01 | チャイナネット

人民網のBBS「強国論壇」には北京五輪閉幕後も、五輪がもたらした感動や喜びを振り返る書き込みが絶えない。名残を惜しむ声と同時に、五輪がもたらした幸福な時間を未来へつなげるためのさまざまな意見も上がっている。そのうちから3つの意見を紹介する。

――スムーズな道路交通、整然とした人の列、人々の心からの笑顔。北京大会はいつのまにか、ひとりひとりの行いや生活態度を改善し、都市のすみずみに変化をもたらしていた。だが五輪の閉幕と同時に、これら全ても終わってしまうのだろうか。私たちを困らせていたモラルを欠いた数々の行為も一夜のうちに戻ってきてしまうのか。罵りの声があちこちで再び幅をきかせることになるのだろうか。(ハンドルネーム「金メダルトップ」の書き込み)

背景:「文明的な中国は五輪を待っている。五輪を迎え、文明(マナー)を語り、新風を吹かそう」。俳優の濮存昕が出演した公共広告は視聴者に深い印象を与えた。五輪大会の成功を確保し、開催国としての役割をしっかりと果たすため、中国は大規模な「文明総動員」を呼びかけた。公共の場所を禁煙とするなど強制力のある措置も出された。これらの活動や措置に対して市民も自発的に応えた。中国人の情熱・友好・開放・寛容は国際社会の高い評価を受け、人々は「礼儀の国」の国民性を発揮した。

コメント:中国が古くから「礼儀の国」とされてきたのは間違いない。しかし無礼な人や事件が日常生活にあふれていることも事実だ。スポーツ試合での罵声やネット上での悪口が流行したこともある。問題や争いが起きても、謝って譲るどころか、さらに攻撃する始末だ。公共の場所で傍若無人に大声を張り上げたり、地面にタンを吐いたり、ゴミをポイ捨てしたり、好き勝手に道路を横断したりする人も後を絶たない。このような悪習を改めるにはさらなる努力が必要だろう。

「人民網日本語版」2008年9月1日

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