北京市人民代表大会(人大)常務委員会は25日、吉林・常務副市長の「『生態保護発展区産業発展政策、環境友好型都市建設』議案処理状況に関する報告」の聴取を行った。同「報告」によると、北京市中心部と郊外を結ぶ「1環状路7放射路」道路網の建設が来年にも正式に着工される。
吉林副市長は同「報告」の中で、「1環状路・7放射路・マルチネットワーク」をテーマとした道路網建設を今後加速するとしている。
上記道路網建設計画のうち、「1環状路」は門頭溝、平谷、懐柔、延慶、密雲・房山、昌平山区の各地域を通過する1本の環状ルートとなり、生態保護発展区・県の全交通環状道路に繋がることとなる。「7放射路」は北京市中心部と山岳部の7地区・県を結ぶ放射状ルートとなる。「マルチネットワーク」は各重点景勝区への連絡ルート、郊外新興住宅地と重点鎮の連絡ルートなどとなる。
北京市発展改革委員会(発改委)の関連責任者によると、7区・県の山岳部を結ぶ「1環状路」は平谷の金海湖を起点に、房山の張坊までを結ぶルート。道路の等級は郷級公路、および区・県公路が主となる。一方の7区・県の山岳部と北京市中心部を結ぶ「7放射路」については、京包路の改造など、現有の高規格道路および高速道路の完成後の着工が予定されている。関連部門は現在関係する建設法案の制定に着手しており、来年にも各ルートの着工が見込まれている。
「人民網日本語版」 2008年09月26日 |