国家統計局が3日に発表した報告によると、中国では生産年齢人口5人で、2人未満の年少人口と老齢人口の扶養を負担するという、人口年齢構造が今最も適切な時期にあるという。「上海証券報」が伝えた。
改革解放以来、生産年齢人口が人口に占める割合が年々上昇し、年少人口の比率が下がったことで、総扶養比(年少人口と老齢人口に対する生産年齢人口の扶養負担度)は1982年の62.6%から2007年には38%にまで軽減した。2005年以降は人口総扶養の比率で40%以下を維持している。
「こういった人口年齢構造は労働力の資源が豊富なだけでなく、労働力の負担が軽く、比較的高い貯蓄率と、社会的ニーズが比較的強いことを意味する。中国の経済社会の持続的な高成長にとっては非常に有利なことだ」と報告は分析する。
中国では、0~14歳人工が総人口に占める割合は1982年の33.6%から2007年には19.4%に減少、15~64歳の人口比率は61.5%から72.5%に上昇し、65歳以上の人口比率も4.9%から8.1%に上昇した。老齢人口の増加速度は、年少人口の減少速度に遠く及ばず、総扶養比は低下の一途をたどっている。
「人民網日本語版」2008年11月4日 |