国家発展改革委員会の「公衆栄養と発展センター」は来年から「栄養を飲む」事業をスタートする。「健康水を飲む」「果物を飲む」「穀物を飲む」ことなどを人々に推奨し、「国家公衆栄養改善プロジェクト」にも計画を組み込む。「北京晩報」が伝えた。
4日に設立された、果汁の栄養と公衆の健康を研究する中国初の専門機関「果汁栄養と健康指導センター」が発表した第1号の「中国果汁消費報告」は、「果汁は朝食と昼食の間に飲むのが最も良い」と提言している。
国家「公衆栄養と発展センター」の于小冬主任は「果物ならサジー、穀物なら各種豆類など、栄養が豊富であるにも関わらず、口当たりや味が悪い、食べにくいなどの理由で広く受け入れられていない食物がある。だがこれらも、おいしくて口に合う、手軽で栄養豊富な飲み物にすれば、受け入れられやすくなる。特に成長期の子どもたちに好まれるだろう。このほか、食品の調理時間やコストの面からも『栄養を飲む』ことを薦める大きな理由として、たとえば野菜や果物などは1日5種類以上食べると言われても面倒だが、複数の果物や野菜の汁を混ぜた飲物にすれば手軽で、安く上がる」と話す。
「中国果汁消費報告」によると、中国人1人あたりの果物消費量は49キロで、世界平均の62キロと大きな開きがある。果汁消費量は年1キロ未満で、世界平均の10分の1しかない。果汁の健康的な消費について誤解があり、100%の果汁と「果汁飲料」の区別を理解していない消費者も多い。このため報告は「果物を食べ、果物を飲むことを、子供時代に身につける飲食習慣とすべき」と「指導」している。
「人民網日本語版」2008年11月6日 |