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中国オリンピック組織委員会の劉鵬会長。 |
米国の男性向けポータルサイト「AskMen」はこのほど、20万人以上のユーザーが選ぶ「2008年世界で最も影響力のある男性49人」を発表した。そのほとんどは、欧米の政治家、実業界の大富豪、芸能界の大物、スポーツ界のスターといった顔ぶれだが、この欧米のユーザーが選ぶランキングの中にたった一人、劉という姓の中国人の名前があった。それはハードラーの劉翔でもなければ、芸能界・スポーツ界のスターでもない、なんと中国オリンピック委員会(COC)の劉鵬会長だった。
同サイトはメガネをかけて親しく微笑んでいる、劉鵬氏の写真をサイト上に掲載。彼は27位に選ばれ、カリフォルニア州知事で、映画スターのシュワルツェネッガー氏の前にランクインした。
どうしてこんなに多くの欧米ユーザーが劉鵬氏に投票するのか?「すばらしい競技会場、熱い観衆、目に焼きついた開幕式。劉鵬氏率いる北京オリンピック組織委員会は、世界に見事なまでのオリンピックを披露した。さらに中国五輪代表団は金メダルを51個獲得し、米国よりも15個も多かった。これは史上前例のないことだ。国際オリンピック委員会のロゲ会長までもが『想像を絶する』と称賛するオリンピックにおける劉鵬氏の影響力は全局面を左右するものだ」と同サイトは解説する。
劉鵬氏本人に対して同サイトは、「偉大な夏季オリンピックの開催は、どんな状況下であっても難題だが、世界のメディアが注目する中、劉鵬氏は中国オリンピック委員会の会長として、大きなプレッシャーを乗り越え、史上最高のオリンピックを全世界に披露した」と賛辞を並べた。
同サイトは毎年最も影響を与えた男性49人を評価・選出している。今年8月、150人の候補者の中から49人が選ばれた。ユーザーが投票する際の基準はいたって簡単で、その行動と考え方で世界に最も影響を与えた男性を選び、その理由を書き込むだけだ。
「人民網日本語版」2008年11月6日