米国人科学者が実施したある調査によって、テレビの視聴時間が長い人ほど、楽しさを感じることが少ない一方、社交活動が活発な人ほど、楽しさを感じることが多いことが明らかになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
アルゼンチンの週刊ウェブサイトの報道によると、今回の調査は、米メリーランド大学の研究者が、成人3万人に対して実施したものという。1975年から2006年までに行われた米国の総合社会調査において、楽しさを感じることが多い人と少ない人の活動タイプを比較した結果、地域の慈善事業や投票に積極的に参加し、新聞を定期購読している人ほど、楽しさを感じることが多いという事実が判明した。
これに対し、余暇時間のほとんどをテレビ視聴に費やしている人は、楽しさを感じることが少ない。研究者はその理由として、テレビ番組は視聴者に一時的な喜びをもたらすが、長期的にはイライラの元となることを挙げている。テレビを長時間だらだら見ていると、外出したい気分が失せ、身なりに構わなくなり、恋人を見つけようとする気もなくなり、計画を立てることさえ億劫になる。
調査結果によると、楽しさを感じることが少ない人は、楽しさを感じることが多い人より、平均20%長くテレビを見ている。
「人民網日本語版」2008年11月18日 |