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中国のエイズ病例報告数、累計26万に
発信時間: 2008-12-01 | チャイナネット

中国衛生部エイズ予防処の孫新華・処長はこのほど、中国におけるエイズ病例の報告数は累計26万数例に達し、エイズウィルス感染者総数は約70万人(うち相当数は、HIV抗体検査未受診のため、自分が感染していることを知らない)と予測されることを明らかにした。これらの数字は一見したところ、数千万人にのぼる高血圧症、糖尿病、癌の患者数に比べると、それほど多くはないように見える。しかし、世界規模で見ると、人類がエイズ撲滅に取り組む形勢は、ますます厳しくなっている。

エイズ(AIDS)の正式な学名は、「後天性免疫不全性症候群」といい、この病気に罹る元凶は、HIV(エイズウィルス)。HIVが人体に侵入すると、免疫システムを破壊し、生命に危害を及ぼす。エイズが初めて見つかったのは1980年代初めで、世界のエイズによる死亡者数は、2007年末の時点で累計2500万人。

エイズの特性はまだある。エイズの主要感染経路は、性的接触、血液感染、母子感染の3種類。エイズ感染が、セックス、麻薬、血液売買と関係が深いことから、エイズが「性病」だと見なす中国人は少なくない。エイズ患者は、発言することも、人とまともに顔を合わせることもできず、甘んじて差別を受ける。エイズ患者と同室で寝起きして、握手や抱擁して、一緒に食事をして、キスまでしても、伝染することはあり得ないのが事実であってもだ。

「人民網日本語版」2008年12月01日

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