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2008年度流行語:社会の進歩と苦悩を反映
発信時間: 2008-12-11 | チャイナネット

今年も終わりに近づいている。2008年に流行した用語を見ると、この1年の進歩や変化、喜びや苦悩、ユーモアや自嘲が込められていることに気がつくだろう。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

▽大雪害

2008年の年初に中国南部を襲った大雪は、史上記録となるほどの猛威を振るった。この大雪害自体はすでに過ぎ去ったが、私たちは数々の自然災害あるいは人為的災害に如何に立ち向かうべきか?万一に備え、対策のとれた安全な生活を送るには如何にすべきか?といった今後の対策や努力は今も続けられている。

▽ブン川

2008年5月12日の四川大地震以降、震源地である「ブン川」という地名は、四川省にある県名の中でも忘れえぬ一県になっただけでなく、永久に消せない辛く悲しい記憶を呼び覚ますものとなった。災害を前に中国人民が心を1つにして、救援活動を行ったことや、「私たちはみなブン川人だ」というスローガンは、廃墟の中で不屈の精神となった。

▽北京オリンピック

中国は、スポーツの最高の祭典であるオリンピックで、西洋文明と東洋文明の融合を果たし、改革開放30年以来の、開放的な、自信に溢れた、包容的で友好的な大国のイメージを、世界にアピールした。北京オリンピックにより生まれた流行語は非常に多く、例えば「北京はあなたを歓迎します」「一つの世界、一つの夢」「You and Me」などがある。これらの用語を挙げれば、あの忘れがたい熱気に満ちた8月が人々の胸によみがえってくるだろう。

▽ボランティア

2008年は、中国の一般市民のボランティア精神が一気に爆発した1年となった。「ボランティア」は数千万人の新たな社会的身分となった。特に自己中心的で責任感に欠けると評されていた青年たちが競ってボランティアに応募した。彼らの責任感や国民精神には目を見張るものがあった。

▽メラミン

この聞きなれない化学物質は一夜の間に中国全土を駆け巡り、中国食品市場に大きな波紋を投げかけた。深刻な代償が支払われ、食の安全への警笛が鳴らされようとしている。

▽医療改革

新医療改革方案が今年ようやく公開され、世間の注目を浴びている。「治療費の負担軽減」を願う国民に応えるために、中国の医療改革は要のときを迎えている。

※ブン川のブンはさんずいに「文」。

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