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劉翔、来シーズン復帰か 医師は「99%回復」
発信時間: 2009-01-05 | チャイナネット

写真は、1月1日の劉翔選手の様子。

国家体育総局田径運動(陸上競技)管理センターの馮樹勇副主任がこのほど明らかにしたところによると、アテネ五輪陸上男子110m障害金メダリストの劉翔選手は、昨年12月5日に米テキサス州ヒューストン市で受けたアキレス腱の手術が成功した。その後予定より2カ月早く松葉杖が不要になり、さらに2週間早くギプスが外れ、わずか1カ月間での回復ぶりとしては驚異的で、いかなるトラブルも発生していないという。馮副主任は手術からリハビリに至る経過を「順調」と形容した。

馮副主任によると、痛めていたアキレス腱は手術で回復したが、これは選手としての完全復活を意味するわけではない。再生したアキレス腱の組織が定着するには時間がかかり、定着しなければ力やスピードを出すことはできないからだ。完全復活にはおよそ6カ月間を要するとみられる。

今回の手術の執刀医は楽観的な見通しを示し、「アキレス腱は99%回復した」としている。劉選手は現在、ゆっくり歩いたり、立ったりすることができ、脚に自然な負荷をかけつつ、今後のリハビリに備えている。

劉選手には脚だけでなく、「心のケガ」の治療も必要だ。馮副主任は「北京五輪での棄権は、劉翔が選手生活で遭遇した非常に大きな挫折だった。だが彼は優れた精神力で、各方面からの圧力や否定的な意見などに耐え、自分自身のことに精神を集中しており、態度は一貫して変わらない」と話す。

同センターの羅超毅主任によると、劉選手は8月にドイツ・ベルリン市で開催される世界陸上選手権に出場を予定している。

「人民網日本語版」2009年1月5日

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