広州地下鉄2号線と8号線の工事現場上の路面が沈下し、周辺の建物7棟が影響を受け、うち6階建ての住宅1棟が傾く事故が4日午前、発生した。

事故発生後、関係部門は素早く人々を避難させ、現場を封鎖。影響を受けた住民に避難場所を手配し、現場の秩序を保つなど措置をとった。現場では直ちに工事を停止、セメントを流し込み固定処理を施し、24時間態勢の監視を続けている。この事故による死傷者は出ていない。今のところ家屋の沈下は徐々に安定してきており、倒壊の危険性はないという。

工事担当者は事故原因として、第一にこの道路区間の地質の状況が複雑であること、第二に傾いた住宅は杭構造で基礎の安定性が弱いことをあげている。

「人民網日本語版」2009年1月6日