携帯電話の普及と移動通信業務の発展に伴い、中国全土の人々とりわけろうあ者などの人々の間で、携帯電話のショートメッセージを利用した警察への通報を要望する声が高まっている。公安部はこのほど関連部門と協力し、今後「12110」番を全国公安機関統一の公益性ショートメッセージ通報番号とすることを決めた。この種のサービスはすでに一部地域で展開されている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
全国各地の公安機関は積極的にショートメッセージ通報システムの構築を模索しており、すでに一定のノウハウも取得済み。上海・天津・浙江などではすでにサービスが展開されているほか、さらに44の地級市、15の県級市でも同様のサービスが開始されている。また一部都市では現在、構築に向けた検証作業が進められている。各地ですでに開始されているショートメッセージ通報サービスの多くがろう者に対応しているほか、特定の環境下で人身・財産の安全の危険に遭い、音声での警報ができない人々にも利用されている。また、一部地域のショートメッセージ通報サービスは虚偽の情報による詐欺ショートメッセージの通報も受理している。
「人民網日本語版」2009年01月12日 |