携帯電話のショートメッセージ年賀状などに代表される「親指経済」が、2009年の春節(旧正月、今年は1月26日)でも活況を呈している。中国移動(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯通(チャイナユニコム)の通信キャリア3社の試算によると、大晦日に当たる25日から31日までの春節期間に、全国のショートメッセージ送信件数は180億件を超える見込みだ。
ある専門家は、第三世代移動通信(3G)技術が一部の都市で商業化を実現させ、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)や動画などのマルチメディアが一部の利用者の間で普及しつつあることなどを受けて、丑年の今年の春節期間に通信消費の新しい動きが活発になると予測する。
今春のショートメッセージ送信件数の大幅増加の予測は、過去のデータを踏まえてなされたものだ。ここ数年間の送信件数をみると、05年が110億件、06年が126億件、07年が152億件、08年は約170億件で、毎年10億件以上増加していることがわかる。
携帯電話契約件数の急速な増加がショートメッセージ送信件数増加の直接的な原因だ。08年末現在、全国の携帯契約件数は前年末比9392万4千件増加の6億4100万件に上り、普及率は48.5%に達した。工業情報化部がまとめた統計によると、08年のショートメッセージ送信件数は6996億7千万件で前年比18.2%増加した。
「人民網日本語版」2009年1月27日 |