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デジタル技術が中国人の生活スタイルを変える
発信時間: 2009-06-25 | チャイナネット

中国伝媒大学で新メディアを研究する趙子忠氏は、「これまでになかった文化スタイルが国内で起こっている。それはインターネット技術をベースにした、デジタル出版やデジタルAV、デジタルゲームなどだ」とメディアの取材に対して答えた。

趙氏はこの現象を現在の中国の文化領域における「革命」だとし、この革命の中でデジタル技術が今、これまでの報道・出版、ラジオ・テレビ、文芸・文学などを代表とする伝統的な文化体系を改造していると指摘する。

注目に値するのは、モバイル通信キャリア、大手ウェブサイト、オンラインゲームメーカーといった伝統を逸した出版産業の「新たな顔ぶれ」もデジタル出版界やケータイ新聞に参入し、そのことを証明していることだ。

「ケータイ新聞なら誰もがいつでもどこでも最も短い時間で最新ニュースを理解できる」。便利でスピーディなケータイ新聞は中国のケータイ利用者6億人のニュース取得方法に影響を与えるかもしれない。その背後には、デジタル技術がすべての中国人の文化・生活スタイルを変え始めているという事実がある。

多くの投資家がデジタル文化の分野へ参入し始めている。中国は他の国にはない莫大な市場があると判断しているからだ。

デジタル音楽を例に挙げると、3Gの急速な進化と音楽ケータイ端末の普及に伴い、モバイル音楽市場は成熟期に入る。趙氏の分析では、キャリアの収入を加えれば市場全体の規模はおそらく170億元以上にのぼるという。

中国社会科学院文化研究センターの張暁明・副主任によれば、米国は二三十年代の経済大恐慌の時に文化産業の勃興を実現した。ラジオ・テレビ技術の成熟と大規模な商用化の到来が巨大な推進力となった。

長年文化産業を研究してきた張氏は、当時の米国と同じように、中国のデジタル技術も急速に大規模な商用化の段階に入ろうとしている予感がするという。

この2年間、中国の各部門の政策がデジタル文化産業の実施に集約されていることからも、中国政府はこれが非常に強大な産業パワーとなることに気づいている。

デジタル映画の上映、ネット上の動画番組サービス管理規定など政策や法規も相次ぎ打ち出された。工業情報化部による「ネットワーク間通信の障碍管理弁法」もすでに施行され、ネットワーク通信とコンテンツの配信に対する保障が強化された。

「人民網日本語版」2009年6月25日

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