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高校の文系理系分科論争、8月にも決着か
発信時間: 2009-07-21 | チャイナネット

記事の背景:

現在、中国の大部分の高校で文理分科が実施されており、文系の学生は主に国語、数学、外国語、歴史、政治、地理などの科目を履修、理系の学生は主に、国語、数学、外国語、物理、化学、生物などの科目を履修している。「高考(大学全国統一入試)」の際、文系・理系受験生はそれぞれ相応の科目を受験、大学側が合格を判断する際にも文系と理系は異なる規定に基づき点数配分を行う。しかし湖南省教育庁は先月13日新たな規定を発表、学校側は国家および省が通達する履修計画に基づき学期履修表を作成し、すべての授業を行うほか、普通高校の生徒は文系理系を問わず、すべての必修科目と共同選択科目を履修しなければならないとした。

ここ数年来、「高考」での文理分科の取り消しを求める声が高まっている。しかし各方面の見解は真っ二つに分かれており、これまで幾たびも「民意調査」が行われ、賛成・反対の両者はいずれも引き下がらない状況が続いている。湖南省がこのほど普通高校での「文理分科を認めない」とした規定は社会の注目とメディアの熱い論争を引き起こし、「文理分科」「高考」改革の「大論争」が展開されている。一方これに先立ち激しい論議が交わされた「国家中長期教育改革と発展計画要綱」は来月にも初稿が発表される見込みで、「高校での文理分科を取り消すか否か」が確定されると有力視されている。

今年2月、「国家中長期教育改革と発展計画要綱」業務チーム弁公室は社会の注目度が高く、教育改革の発展全体に影響を与える20の重大課題を公開し、広く社会の意見を求めたが、その中には高校での文理分科の廃止問題が含まれていた。教育部に集められた意見の中で、文理分科への反対意見は54%に達し、意見対立は収まっていない。

家族、生徒および社会各界関係者による広範な討論を経た結果、教育部関係者は、現在この問題はあくまで意見徴集段階にあり、多様な意見に対して結論づけ、整理は行われるものの、判断に結びつくことはなく、結論が下されることはないと述べた。

教育部関係者によると、同要綱は8月頃に初稿が一般公布され、その際に「文理分科」問題に関する記述が明らかになるという。

「人民網日本語版」2009年7月21日

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