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青海の肺ペスト発生、飼い犬が原因
発信時間: 2009-08-06 | チャイナネット

青海省海南チベット族自治州の肺ペスト発生原因について、医学専門家は、初感染者の飼い犬が引き起こしたものだとほぼ断定した。

青海省地方病予防控制所所長の王虎教授は5日、ペストの感染ルートは主に、(1)動物から蚤(のみ)を介したヒトへの感染(2)ヒトからヒトへの空気感染(3)ペストに感染した動物を処理・料理する際、ヒトの傷口からペスト菌が入り込むケースの3種類があると語った。

現時点の検測結果から、初感染者の発病は、飼い犬が原因だと断定された。王教授は、初感染者が発病に至った経緯を次のように推測している。

(1)飼い犬が草の上でペストに感染して死んだタルバガン(別名モンゴルマーモット、げっ歯目リス科の動物)を食べてペストに感染し、その後死亡した。

(2)飼い主は、犬の死体を処理する過程で、犬に寄生していたノミに刺され、ペストに感染した。飼い主は、感染後、わずか3日で死亡した。

王教授はまた、次の通りコメントしている。

「病死した飼い犬を処分する際には、飼い主は当然、感染予防に配慮すべきだ。自宅から50メートル以上離れた場所に穴を掘り、死んだ犬を穴の中で焼却し、消毒処理を行い、更に土中深く埋める。それから、犬が死んだ現場や犬の通った場所を全て消毒しなければならない。しかし、初感染者は何の防衛手段も講じることなく、死んだ飼い犬を処分した。初感染者が感染した後、親族と近所の人々が全く防衛手段を取らず初感染者と密接に接触したため、感染が拡大した」

「人民網日本語版」2009年8月6日

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