最新の統計によると、国際自然医学界が世界5大長寿区のひとつとして認定している新疆で、100歳以上の高齢者が1211人に達した。さらに80歳以上となると20万3592人にのぼる。
1987年の記録では、新疆の100歳以上の高齢者は当時865人だった。その20年後、今年発表された最新の統計では、その数が1211人にまで増加。中国老年学学会が昨年選んだ「中国の長寿の星10人」のうち、6人が新疆出身で、全国で最も多かった。最高齢者は男女いずれも新疆出身者で、男性はカシュガル地区澤普県在住の薩迪克?薩伍提さん(121歳)、女性は烏魯木斉(ウルムチ)市在住の買合甫?孜汗さん(118歳)だった。
乾燥して雨が少なく、紫外線を浴びる時間が長い、自然環境の厳しい新疆がどうして長寿の里になったのか?研究者は未だにこの問題に頭を抱えている。
しかし、新疆の多くの高齢者が、とうもろこしの粥やクルミ、ナッツを好み、お茶をよく飲むという独特の食生活に共通点があることがわかっている。また、演芸活動に熱心で、楽観的であることも新疆の高齢者の特徴だ。
生活水準が向上し、医療条件が改善されたこともまた、新疆で高齢者が増加している重要な要因となっている。現在、新疆の60歳以上の人口は203万人余で、うち1万307人が政府からの高齢者手当てを受けている。
「人民網日本語版」2009年8月7日 |