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中国、初の衛生外交人材育成コース開講
発信時間: 2009-08-11 | チャイナネット

中国「グローバル衛生外交育成コース」が10日北京で開講した。これは中国にとって、グローバルな衛生外交チームの将来的能力構築探究に向けた初の重要な試みとなる。

育成コースは中国衛生部、スイス連邦保険庁の支持の下、北京大学グローバル衛生センターとジュネーブ高等研究所が主催し、5日間行われる。

育成コースの目的として、中国の衛生外交担当者および関連研究者にグローバルな衛生外交についての最先端の知識と全く新しい理念を提供し、衛生外交業務能力、研究能力、国際衛生協力プロジェクトの管理能力を強化し、中国がさらに積極的に世界の衛生問題に関する議論と世界的な衛生提唱行動への参加を促す。

育成コースでは、世界衛生の概念、重点問題と課題、世界的な衛生管理と主な行為、世界的な衛生外交理念と世界的な衛生交渉、先進国・発展途上国の世界的衛生外交における経験、国家グローバル衛生外交戦略の制定などが講義される。

衛生部の黄潔夫・副部長は開講式であいさつし、新しい世紀に入った後、人類の生存と発展を脅かすこれまでにはなかった安全問題が増えていると述べた。「SARS、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザなど新たな伝染病が現れ、耐薬結核病、マラリアなどの伝染病の再発と脅威、さらには慢性非伝染病のおそれは日増しに高まっており、衛生問題は今や単なる医学技術の範ちゅうを超え、国家安全、経済成長など多くの分野に関わっている」とした。

同副部長は、衛生外交には外交と衛生の両者に長けている人材が必要とされると強調した。衛生的視点から外交政策を考え、外交ルートを通じて世界衛生の調和と推進を図ることは、現在衛生と外交業務に携わる行政職員、学者が解決しなければならない課題であるとした。  

「人民網日本語版」2009年8月11日

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