ホーム>>社会>>社会ニュース
中国、新型インフルワクチンの臨床実験9月に完了
発信時間: 2009-08-13 | チャイナネット

中国生産の新型インフルエンザワクチンを接種する衛生部の陳竺部長(11日)

中国が生産した新型インフルエンザワクチンの最初の接種者として、衛生部の陳竺部長が11日、第2回ワクチンを接種した。これにより、新型インフルエンザワクチンの臨床実験の被験者への第2回ワクチン接種が開始したことになる。衛生部は12日、第1回被験者に深刻な副作用は現れておらず、中国産ワクチンが安全であることを発表した。

中国疾病抑制センターの王宇主任によると、被験者が第2回ワクチンの接種を受けた後、衛生部の専門家グループは8月中旬に中国産新型インフルエンザワクチンの安全性を検討、評価し、臨床実験は9月に完了する見通し。その時、衛生部は新型インフルエンザの情況に応じ、ワクチン接種についての方策と計画を決めるという。

王宇主任は、「中国の新型インフルエンザワクチンの研究は世界と同じペースで進められており、『安全』をワクチン研究の最も重要な原則としている。臨床実験中だけでなく、実験後、衛生や薬品管理などの部門もワクチンの生産、使用の安全に引き続き配慮していく」と述べた。

中国の新型インフルエンザワクチンの臨床実験は7月に開始した。現在、10社が生産するワクチンが臨床試験を行っており、被験者は1万3300人に達する。

広東省の一人の中学生が新型で重症 

広東省衛生庁12日の報告によると、11日から12日までに、広東省の新型インフルエンザ患者は7人増え、そのうち一人が重症となった。 

この重症患者は広州市のある中学校の3年生で、17歳。8月5日に発熱し、6日に家で意識がなくなってから広州市中病院に移送された。応急処置を受け、患者の動悸、血圧は回復した。その後、8日に広州市呼吸病研究所へ移送され治療を受けた。10日午後、専門家グループから、新型インフルエンザの重症患者と診断された。

「チャイナネット」 2009年8月13日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· チベット 旱ばつ後に農産物を大急ぎで収穫

· 海峡両岸関係協会、台湾の台風被災地に1億元超を寄付

· 台湾 墜落したヘリコプターの乗組員の遺体を発見

· 台風8号、台湾で103人死亡、61人行方不明

· 外国使節団 ブドウの名産地トルファンを訪問