スウェーデン首都のストックホルムで行われている「世界水週間」フォーラムが17日、多国間の水資源の利用に関する報告書を発表した。

　ストックホルム国際水資源研究所による「多国間の水資源の合理的利用ー効率的に協力するための理論と実践」と題するこの報告書は、多国間の水資源利用における問題を分析した上で、独特な解決案を提出している。

　同研究所のアンダース・バーンテル所長は「この報告書が協力を促進していく役割を果たすもの信じている。関連の国と地区がここから利益を得ることを期待する」と述べた。

　この日の午後行われたハイレベルフォーラムでは、国連や各国、各地区の政府高官と専門家が、多国間の水資源利用での複雑性、及び水資源の利用不足や管理の不十分などの問題を討議したり、水資源の効率的利用問題における国際協力についてを話し合ったりした。

「中国国際放送局　日本語部」2009年8月18日