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教育部の漢字44文字調整が論議の的に
発信時間: 2009-08-20 | チャイナネット

中国教育部はこのほど、「通用規範漢字表(常用漢字規範化表)」(意見募集稿)で公開意見募集をスタートした。同稿によると、「琴」、「親」、「魅」など漢字44文字の印刷字形を変更するほか、異体字(字の意味と字音は同一だが、表記が異なる字)51文字を復活させる。公開意見募集は8月31日まで行われる。

公開意見の募集が始まった12日以降、熱烈な論議がわきおこった。某ウェブサイトがこれに関して実施したオンライン調査の結果によると、8割のネットユーザが反対の意を示した。あるネットユーザは、「文字は文明の重要なシンボルであり、絶え間なく補充され、整えられてきた。しかし、形が整い、広範に使用されている文字が安易に変更されることについては同意しかねる。情報化時代の今、改正によって影響が及ぶ範囲はあまりも広く、文字の混乱を招く恐れがある」とコメントしている。

常用漢字の標準字形は、1965年に発表された「印刷通用漢字字形表」に依っている。過去の諸事情から、この宋体字形印刷標準にはいくつかの改善点が残っていた。コンピューター時代に突入した近年、コンピューターでフォントを作る企業や個人が増えたことで、旧来の印刷標準の欠点が明るみになっていた。

教育部語言文字情報管理司の李宇明司長(国家語言文字工作委員会副主任)は、取材に対し、「今回の微調整は、これまで慣れ親しんできた書き方の習慣を少し変えるだけにすぎない。また、微調整が国民の生活に大きな影響を及ぼすことはありえず、主に印刷規格に関連したものだ。意見募集段階にある『通用規範漢字表』は、各方面からの意見を十分に受け入れる余裕がある」と述べた。

李司長によると、今回の「通用規範漢字表」の作成段階において、関係者は、清華大学美術系および北大方正電子有限公司のフォント設計専門家の意見を大いに参考にしたという。

「人民網日本語版」2009年8月20日

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