湘西土家族苗族自治州永順県の麻岔村の畑には亀裂が入っている（8月26日撮影）

湖南省西部の湘西土家族苗族自治州や張家界市、懐化市は、8月から高温と乾燥が続いて深刻な干ばつが発生し、一部の地域では農作物が枯れて収穫できなくなっている。

湖南省慈利県江埡鎮の稲穂は完全に枯れている（8月25日撮影）

湖南省洪水防止干ばつ対策総指揮部の25日の発表によると、8月から続いている高温少雨の影響で、湖南省の西部地域では深刻な干害が発生し、軽度の干ばつ以上の面積は全省総面積の61.4％である約13万平方キロメートルに達し、その中でも中度の干ばつ面積は4.5万平方キロメートルに上るという。湖南省洪水防止干ばつ対策総指揮部は作業グループを派遣し、張家界や湖南省の西部などの現地調査を行い、現地での干ばつ対策を指導している。　

湖南省気象部門の予報では、今後8日間、湖南省では明らかな降雨はなく、高温で晴天の日が続き、最高温度は38度から40度に達して、今後も湖南省の西部や北部の干ばつは一層、厳しくなるとしている。