28日に開催された「第16回中国国際銭塘江逆流観測フェスティバル開幕式」からの情報によると、今年7月の皆既日食の影響から、銭塘江で来月6日、今世紀始まって以来最大の逆流が発生する可能性がある。
浙江省海寧市水文ステーションの発表によると、今年7月22日の皆既日食の影響から、銭塘江で来月6日、今世紀始まって以来最大の逆流が発生する可能性がある。今年は皆既日食の後、銭塘江の潮の水文には明らかな変化がみられる。これまで、銭塘江では大潮が旧暦8月1日から5日までと、15日から20日までの2回観測されてきた。皆既日食後の水文記録によると、潮の高さは昨年の同じ日に比べて平均20センチ高くなっており、大潮の持続日数は通常の5日から7-8日に延びている。もし降雨・風力などの特別な影響がなかった場合、今年は旧暦8月18日(新暦10月6日)の銭塘江の大潮は昨年を超え、過去6年間で最大の逆流が発生する。
海寧で潮を味わうようになったのは古く唐代・宋代の頃までさかのぼるといわれており、現在では逆流観光ツアーが熱を帯びるまでになっている。1992年に始まった逆流観測フェスティバルはこれまでに国内外観光客延べ800万人を集めている。
「人民網日本語版」2009年9月29日 |