ブラジルのルラ大統領（10月3日）

開催決定発表後に開かれた記者会見で、感極まったブラジルのルラ大統領（10月3日）

国際オリンピック委員会（IOC）第121回総会は2日、デンマークのコペンハーゲンで開かれ、投票により2016年夏季五輪の開催地はブラジルのリオデジャネイロに決まった。

東京、シカゴ、マドリードを含む4都市が今回の開催地を争った。2日昼の最終スピーチを経て、シカゴは1回目の投票で落選し、続いて東京が落選した。リオデジャネイロは最後にマドリードを破り、五輪を主催する初の南米都市となった。

ブラジルの最終スピーチはルラ大統領、ペレ元サッカー選手およびアベランジェ第7代国際サッカー連盟（FIFA）会長らによって行われた。

2016年夏季オリンピックの開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会で、ロゲ会長が「リオデジャネイロ」と開催都市名を読み上げると、リオデジャネイロでは、10万人を超える人々が歓声を上げた。

リオデジャネイロの人気ビーチ、コパカバーナ海岸では、2日午前から大勢の人たちが集まり、巨大スクリーンでIOC総会の様子を見守っていた。最終投票の結果が発表されると、サンバの音楽が流れ、ビーチは歓喜に包まれた。

サッカーの王様ペレさん（左）とルラ大統領

「中国国際放送局　日本語部」より　「チャイナネット」2009年10月3日