山東省済南市の西柳スポーツセンターで26日午後8時、第11回全国運動会の陸上競技にとって最も重みのある金メダルが決まった。28年以上保持されてきた男子三段跳びの全国記録がついに破られたのだ。17メートル59で河北省の李延煕選手がアジア記録を更新して優勝を果たし、陸上競技で唯一、アジア記録と全国記録が更新された。

　中国の陸上ファンにとって嬉しいことに、男子三段跳びの決勝では、1981年9月5日に鄒振選手が出した17メートル34の全国記録がついに李選手が2回目に出した17メートル59に塗り替えられた。さらにカザフスタンの選手が保持していた17メートル35のアジア記録を24センチ以上上回った。この記録は、ベルリンで開催された世界陸上競技選手権に置き換えると銀メダルに相当する。李選手はこの跳躍の時、踏み切り板を踏まず、完全に助走の勢いだけでアジア記録を塗り替えた。

　｢人民網日本語版｣2009年10月27日