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インド洋で中国籍の貨物船が海賊に乗っ取られる
発信時間: 2009-11-06 | チャイナネット

ソマリア沖で海賊を取り締まるアトランタ作戦を実施している欧州連合(EU)の海軍はイギリス本部で19日、中国籍のばら積み船が19日の正午にインド洋で乗っ取られたと発表した。

この発表によると、この貨物船はセーシェル沖北東約550カイリ、ソマリア沖東約700カイリの海上で乗っ取られたもので、セーシェル沖で海賊を取締っているEUの部隊はすぐにパトロール機を派遣し、この事件の調査を行っている。

EU海軍の報道官はこの日、中国メディアの取材に応じ、貨物船に搭乗している25人の船員は中国籍で、今のところ船員たちは安全で命に別状はないと語っている。

1991年から戦乱が続いているソマリアでは、沿海地域で海賊行為が多発しており、世界で最も危険な海域の一つである。今年になってからEUや米国、中国、インドは、ソマリアの北のアデン湾で軍艦を派遣し、航行保護の任務を執行していた。

中国海上捜索救援センターは緊急対応プランをすぐに始動し、関連部門に直ちに救出策を講じるよう要求。そして関連情報を国際海事機関(IMO)や国際海事局(IMB)、関連国の航行保護の指揮本部に知らせ、外交ルートを通じて関連国と協調して中国籍の船舶と船員の救援を求めた。

中国外交部の領事局は中国の船籍や船員に対して、ソマリアの東1000カイリ、セーシェル沖の北350カイリのインド洋海域は危険なために近寄らないよう呼びかけている。

「チャイナネット」 2009年10月20日

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