「中華全国婦女連合会」の指導と、「宋慶齢基金会事業発展センター」のサポートによる、中国初の女性起業サポート計画「花木蘭中国行」(注:花木蘭は中国古代の女傑。老病の父に代わり、男装して従軍した)がこのほど、北京でスタートした。
同活動の組織委員会によると、この活動は、投資会社、基金、金融サービス機構など数百社のほか、弁護士、会計事務所等のサービス機関が参加し、女性が起業した中小企業のために融資、経営指導、経験交流のプラットフォームを提供するほか、全面的で的を絞ったインキュベーション・サービスを提供。女性による企業と女性起業者の成長をサポートしていく。
ここ数年、創業の浪が巻き起こるとともに、起業する女性の数も急速に増加した。しかし、女性起業者の成功の裏には、人にはあまり知られることのない苦労がある。実際のところ、女性が起業する場合、男性が起業するよりも効率は悪く、規模は小さく、発展のスピードは遅く、失敗の確率も高いのが一般的だ。しかも、社会的に女性の起業をサポート、扶助、育成する体制・メカニズムもないのが現状だ。
この活動は北京、上海、深セン、沈陽、成都、西安、杭州、鄭州、青島など、経済の発達した都市で巡回して行われる。創業審査、女性経済フォーラム、投資マッチングミーティングなど、様々なイベントが行われ、最終的に最も投資価値のある女性企業60社に全面的なサポートが贈られる。
この活動の資金は主に、花木蘭(北京)投資管理有限公司が2009年5月に北京で設立した「花木蘭基金」から拠出されている。この基金は国内初の女性専用投資基金で、投資対象は主に女性起業者となっている。
「人民網日本語版」2009年11月18日 |