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ラサ 全市約5千人の僧・尼にワクチン接種開始
発信時間: 2009-11-18 | チャイナネット

拉薩(ラサ)市で16日から、大昭(ジョカン)寺、布達拉(ポタラ)宮および市内7県1区の全寺院と雍布拉康(ユンブ・ラカン、西蔵王朝最古の宮殿)の約5千人の僧と尼に対し、新型インフルエンザワクチンの接種を始めた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

拉薩(ラサ)市衛生局の曲達・副局長によると、今回のワクチン接種は、「インフォームド・コンセント、自主的、無償」の原則に基づく。

スムーズな接種を行うため、僧、尼のワクチン接種に対する不安をなくそうと、市衛生局は先ごろ民族宗教部門と共同で専門協調会議を開催、僧、尼に対する新型インフルエンザワクチン接種の具体的日程、接種対象など、関連状況について詳細を詰めた。民族宗教部門はさらに「新型インフルエンザ予防ワクチン接種告知書」をチベット語に翻訳して接種の1週間前までに各寺院に送付する計画で、ワクチン接種の必要性と重要性を僧と尼に理解してもらう。拉薩(ラサ)市衛生局は僧と尼を対象にした専門のワクチン接種チームを立ち上げているほか、「ワクチン接種異常状況処置専門家チーム」を設け、ワクチン接種過程で突発的異常事態が発生するのを防ぐ。

曲副局長は、関連部門は十分に準備業務を済ませた結果、僧、尼に対するワクチン接種業務は順調に進んでおり、20日には完了する見通しだと述べた。

拉薩(ラサ)市では現在までに、市内全域各業界の10万人あまりを対象に既に新型インフルエンザワクチン接種が済んでいるほか、学生・教職員の70%についてもワクチン接種が終了しており、新型インフルエンザ流行予防に効果的作用を果たしている。

「人民網日本語版」2009年11月17日

 

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