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3日、スカート姿で競技する中国・姚彦選手
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第5回東アジア競技大会卓球団体競技が2日、香港で開幕した。中国女子卓球チームが総合競技大会で初めて、スカート姿で登場した。曹臻、饒静文、姚彦の中国選手3人は、赤ラインの入った黒ミニスカート姿で登場、福原愛選手ら日本チームとの試合に臨んだ。「法制晩報」が伝えた。
女子卓球選手の「ユニフォームチェンジ」は、メディアで話題の的となっていた。国際卓球連盟(ITTF)のアダム・シャララ会長はここ数年、女子選手ユニフォームでスカートを採用するよう推進してきた。シャララ会長は、女子卓球選手は女子テニス選手と同様、競技中に女性特有の美が表現されるべきだと主張する。
2005年卓球女子ワールドカップでは、バブロビッチ選手(ベラルーシ)とリュウ・ジャ(劉佳)選手(オーストリア)がミニスカートで出場した。中国で初めてスカート姿で試合に出場したのは、2007年プロ大会での張怡寧選手だった。
中国代表女子選手は、今回の東アジア競技大会の開催前、スカートでの出場に向けて、周到な準備を行った。かなりタイトなデザインのため、中国人女性が着ると、身体のラインがいっそう強調される。試合前の数日、彼女らはダイエットに励み、フルーツで空腹をしのいだという。中国女子卓球チームの施之皓監督はメディアに対し、「女性選手のスカート姿は、多く観衆の眼を引くことができます。テニスなど他の競技と同様に、卓球もこの効果を試す価値があります」とコメントしている。
国家体育総局卓球センターの陸元盛・主任助理は、今回のユニフォームチェンジの評判が良ければ、中国女子卓球チームは今後の大会も、スカートで試合に出場することを考えていると取材に答えた。
「人民網日本語版」2009年12月4日