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「中華大辞典」を海峡両岸で共同編集
発信時間: 2009-12-04 | チャイナネット

大陸部では「機車」は「機関車」を意味するが、台湾で「機車」と言えば「オートバイ」のことだ。米国のライス元国務長官は、大陸部では「頼斯」、台湾では「雷斯」と表記される。台湾海峡両岸の住民はいずれも、漢字を使用しているが、数々の相違点が見られる。海峡両岸の言語・文字専門家は、両岸の交流を促進し、漢字の用途の違いによる障壁を払拭するため、「中華大辞典」を共同で編纂する計画という。繁体字・簡体字の併記による、両岸の語句、統一地名・人名を詳述したこの書籍は、3年以内に完成する見通し。「北京日報」が伝えた。

両岸の住民の漢字の使い方は、大陸部の簡体字と台湾の繁体字の違いだけではない。大陸部で使われている語句で、台湾にないものが多い。逆に、台湾で流行している言葉が大陸部にはないケースもある。さらに注意すべき点は、ひとつの言葉の意味が、大陸部と台湾では全く違う場合があることだ。たとえば、「愛人」は、大陸部では「配偶者」のことだが、台湾では「恋人」を指す。大陸部の「郵递員」は、台湾では「郵差」という。大陸部の「武術」を、台湾では「国術」だ。このような違いはたびたび、両岸交流において、煩わしさや誤解をもたらす。教育部語言文字応用司の王登峰司長によると、「中華大辞典」の編纂目的は、両岸住民の交流の妨げを払拭できる辞書を完成させることという。

 

「人民網日本語版」2009年12月4日

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