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未来へ歩む四川大地震の震源地・老街村
発信時間: 2010-01-31 | チャイナネット

文・写真/段非平

老街村のチベット、チャン族の家屋

老街村は、(四川大地震の震源地である)汶川県映秀鎮の北部にあり、歴史的に知られた四川とチベットを結ぶ「茶馬古道」の宿場である。四川大地震発生後、村の家屋の大部分は、大きな損害を受けるか倒壊し、わずか35ムー(1ムーは、6.667アール)の土地だけが使用可能なものとして残り、それは、農業を主要な経済源とする老街村にとっては巨大な打撃だった。

村民の健康広場
老街村の村民の新しい家

老街村の被災後の再建にあたり、対口支援(1対1の援助)にあたる広東省東莞市は、大きな支えとなっている。地震発生からまもなく、東莞市は援助組織を派遣し、老街村の特徴に沿う再建計画を制定した。2009年4月、老街村の再建は完了し、それは映秀鎮の被災村のなかでもっとも早いものとなった。現在の老街村では、チベットのチャン(羌)族の風格の家屋が山に沿って建てられ、村内の緑化率は50%にのぼる。また、主な道路はすべてアスファルト道路となり、各家に通じる。レクリエーションセンター、「村の本屋」、「農民科学技術閲覧室」など公共設備も揃っている。美しい村は多くの参観者を呼び、また「茶馬古道」の宿場という独特の地理的位置から、援助組織は、観光業を老街村の新たな発展の方向としている。全村は、新農村建設体験区、「茶馬古道」を行く、宿場文化の展示の三部分に分かれ、旅行の記念品も手がけられている。

大地震の打撃は甚大ではあるが、援助組織と村民との共同の努力のもと、老街村は困難のなかから未来に向け、自分にふさわしい方法で歩みを進めている。

「人民中国インターネット版」より 2010年1月31日

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