中国人民政治協商会議(全国政協)委員である衛生部の陳竺・部長は3日、人民大会堂東門前で記者の取材に応じた。
陳部長が明らかにしたところによると、今後5年以内に中国は、医療に関する4大体系、▽医療サービス▽公共衛生サービス▽基本医療保障▽薬品の供給保障---を基本的に構築する。将来的にはさらに、医療用器材など消耗品技術のほか、診断などの技術も確立する。今後の5大任務▽国民9割に医療保障▽基本薬品▽基礎医療機構の完備▽公共衛生▽公立病院改革モデル構築---は既に着手された。
また、来年から公共の場での全面禁煙が全国一斉に始まるのを受け、この効果をいかに保証するかについて陳部長は次のように答えた。
公共の場での全国一斉禁煙の正式施行までにはまだ1年の猶予があり、現在立法化が進められている。衛生部は既に関連提案、措置および方案を提出しているほか、禁煙協会に対して提出された「無煙両会(全国人民代表大会および政治協商会議での禁煙)」提案を私は非常に指示している。私自身、たばこは吸わない。たばこ業界の政界との離別が今後の大きな流れであるが、改革にはステップが必要であり、すぐに成功すると申し上げることはできない。
「人民網日本語版」2010年3月4日 |