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japanese.china.org.cn | 20. 06. 2012 |
◇日本の年金について
日本では少子高齢化が激しく進んでいるため、現行の体制では立ち行かなくなっているばかりが、政府の年金管理のずさんさが問題になり、非常に信頼がなくなっている。
このため、若い世代では年金の支払いを一切拒否して、個人で老後の資金を貯蓄する人が多くなっているが、私個人としては国全体でこれまでの国を作ってくれた世代を支えるこの年金というシステムと思想はすばらしいものだと思っている。
現状に合わせて改良し、継続することを望んでいるが、これは日本ではすでに少数意見かもしれない。
◇支払いについて
日本の年金支払いの体制には大きく分けて2つある。
一つは正規雇用されている人たちの企業年金。
これはほぼ半額を個人が負担し、残りを企業が負担するというものだ。
もし、新卒入社から定年まで勤め、しっかりと払い、その企業内の運用が上手く行っていれば、定年後、毎月20―30万円を受け取ることができる。
もう一つは国民年金だ。
これは20歳になった国民全員が基本加入する。
月額1万円前後を毎月支払うが、学生や収入がない場合、外国居住、主婦などには特別な措置として、支払額は減額されるものの、その期間も受給資格期間として計算される。
受給金額は支払額に応じて決まる。
◇受給について
日本では現在年金は55歳から受け取れる。
支給を受けるには、最低の支払い期間を満足していなければならない。
25年以上加入していなければ、1カ月足らなくても受給できない。
その間、支払った年金は返還されない。
私個人はまだ25年を満足するには数年足りないが、基本的には20歳から継続加入している。
毎年、ねんきん定期便という封書が自宅に送られてきて、残りの受給資格期間と現在のところ、受け取れる月額が知らされる。
20歳から25歳まで学生、会社員、主婦(在宅ワーク)、会社員、海外在住といくつも社会的立場の変遷があったため、私の受け取れる年金額は今のところ、わずか月額5万程度だ。転居も多かったため年金手帳も複数あったが、最近統合した。
社会人として安定した立場を貫いてくれている夫の重荷にならない老後を送るために、これからも健康や翻訳の技術向上に努力し続ける必要があるだろう。これが若さを保つ秘訣になるかもしれないことを祈りつつ。
(渡辺英子)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月23日
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