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河南省安陽の殷墟が世界文化遺産を申請
このほど河南省安陽市政府は国連に殷墟を世界の優秀文化遺産目録に組み入れることを申請した。これに先立ち国連の関連組織は安陽の殷墟について実地調査を行い、殷墟が世界文化遺産の目録に組み入れるべきであると見るに至った。

殷墟は中国商代後期の都城遺跡で、商代の歴史の「地下博物館」と呼ばれている。ここ数年来地元政府が積極的な保護措置を取ってきたため、殷墟遺跡は完全に保存されている。出土した甲骨文が刻されている動物の骨などは古代エジプトのパピルス文字、古代バビロンの泥版文書とともに世界の3つの古代文字と呼ばれている。甲骨文と同じような漢字がいまでも世界の五分の一の人たちに使われている。

国連の規定によると、国連に世界優秀文化遺産の目録に組み入れる古代文化遺跡、人文・自然景観はその所属する国がどこであろうとを問わずに国連加盟国の保護と援助を受けることができることになっている。

伝えられるところによると、河南省の竜門石窟は昨年この目録に組み入れられた。

「チャイナネット」2001年5月22日

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