「洛陽日報」の張亜民氏が報じたところによると、河南省の洛陽市は巨額の資金を投じて旧市街の歴史文化市街を整備する計画である。それによって住民の生活環境を改善するだけでなく、大量の文物を保護し、旧市街の模様を保つことも可能となる。昨年の10月から今年の5月までに、洛陽市は旧市街、歴史文化市街の整備・保護を重点的な工事として、文物専門家を責任者とした工事指揮部を設立し、2100万元の専用資金、1千万元に近い住民の自主的な拠出によって、旧市街の保存情況が比較的によい、伝統的な様相を示す4本の大通りの全面的な整備・保護を行い、それらの市街の歴史上の姿を回復することになっている。
整備された洛陽旧市街の歴史文化市街は重要な特色のある観光プロジェクトとしてデビューすることになる。関連部門はこれらの旧市街で銘柄品、特産物の伝統的な店を復活させ、芸人を招いて現場で伝統工芸品と軽食品を調理・販売する。他の地の観光客が泊り込みで、民俗を体験できるように、旧市街の数多くの豊富多彩な伝統的住宅で民宿施設、家庭旅館などを開設するほか、旧市街の日帰り観光なども開拓する。
「チャイナネット」2002年6月6日