西安では、8月から毎週土曜日の夜に観光客向けの「迎賓入城セレモニー」を西安南城門広場で行う。「迎賓入城セレモニー」は、米国のクリントン前大統領が訪問した際の歓迎セレモニーとして行われ、国内外で有名になった。
西安の「迎賓入城セレモニー」は1990年代初期から始められ、西安の特色ある古い城壁を利用して企画された観光プロジェクト。その主な内容は、主人(市長あるいは市政府の官員)が賓客に城門を開けることを象徴する「金製のかぎ」を贈呈する。唐の楽曲が演奏される中、唐代の服装を身にまとった護衛兵、灯りをもった女官、文武大臣が出迎える。迎賓の曲が演奏され、宮女が献花をした後、国内外の賓客は主人と宮女に案内されてつり橋を渡り、城門の中に入る。さらに古い城壁を登り、城の上から古都の夜景を眺める。また、民芸品が作られる過程を見学したり、ショッピング、レジャーなどを楽しめる。
「人民網日本語版」2002年7月30日