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桂林の漓江のほとりに定住した日本人の国際ボランティア(写真)

林克之氏(56歳)は日本の方であるが、中国の広西チワン族自治区陽朔県の興坪鎮(町)では知らない人はいない人物である。地元の観光業の発展に協力するために、1997年から漓江のほとりにある老寨山で山に登る道路、「友好亭」、「平和亭」をつくり、おかげで興坪へ観光に来る人たちは延べ数千人から延べ5万人に急増した。今では、林克之氏は漓江のほとりに定住することになった。

林克之氏は民間の国際ボランティアであり、氏の生涯のほとんどはネパール、タイなどの国の貧困地区で過ごしてきた。これらの国で、氏はアルバイトで稼いだおカネと日本にいる友人たちの義援金で地元のために水力発電所、観光施設などをつくった。氏は41歳になってはじめて結婚したが、ずっと子供ができなかった。1999年に、妻がいつも一緒に生活できないさびしさに耐えかねて、とうとう氏と離婚してしまった。

中国での体験と漓江に対する思い入れで、林克之氏は中国人のお嫁さんを迎え、興坪で「日中文化交流会館」をつくり、引き続き日中両国の民間の友好のために寄与する意を固めた。広西テレビが放映した林克之氏についての特別ドキュメンタリー番組は広西チワン族自治区欽州市に住んでいた董さんという娘さんの目にとまった。董さんはアパレル・ショップを経営していた。彼女は林克之氏のすばらしい行動を見てたいへん感銘し、このような方はきっとまじめな人間だと考えた。その日の夜、董さんは林克之氏あてに手紙を書き、氏と交際したいという気持ちを打ち明けた。林克之氏はこの手紙を受け取って非常に喜び、董さんは自分の人柄を信じて手紙を書き送ってくれた最初の中国人女性であったからだ。氏はさっそく董さんに返事を出した。それから、二人は電話を通じて気持ちを伝え合うようになり、語り合えば語り合うほど意気投合し、互いに相手に気があるようになった。2002年2月13日の中国の春節(旧正月)に、林克之氏は董さんに興坪に一度来て見てはとさそい、「もしこちらに来て私と一緒に春節を過ごせないなら、わたしがそちらに行ってもいいですが、わたしは実にさびしいものです」と自分の気持ちを伝えた。この言葉を耳にして、董さんは胸にぐっときた。そこで、両親の同意を得たうえで興坪に駆け付けた。

董さんは興坪に来ると家の中も外もきれいに片付け、林克之氏も中国に来てからはじめて毎日時間通りに食事がとれるようになった。

今年の5月、「日中文化交流会館」はほぼ完工した。氏はできるだけ早く董さんと結婚したいということを申し出、欽州市民政局渉外婚姻登録処は5月21日に林克之氏と董さんに結婚証明書を手渡した。

林克之氏は、わたしも年であるが、董さんと私の子供は将来、きっと私たちの取り組んでいる仕事を受け継ぎ、日中両国人民が世々代々仲良くして行くために力を尽くすにちがいないと心をこめて語った。

(写真は、結婚証明書を手にして興坪の「日中文化交流会館」の前で記念写真におさまる林克之氏と董さん。)  

 「チャイナネット」 2002年8月6日

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