雲台山地質公園の敷地面積は約190平方キロ。雲台山や青竜峡など素晴らしい自然景観のほか、太古代・原生代・古生代・新生代の地層を目にすることができる総合公園。2300万年以来の活発な地殻変動と水侵食によって、断崖絶壁の雲台山独特の景観が形成された。

雲台山の地層は長い時間をかけた地球の変遷の過程で生まれ、内外でも貴重な地質構造。再生できない遺産は、地球の発展史を研究する上で重要なデータとなる。

今から５億4000万〜４億4000万年前、雲台山は海底深く沈澱する1000メートルを超す炭酸塩岩だった。2300万年続いた地殻運動による強烈な上昇によって峻険な峰々や洞窟群が形成されたほか、複雑な生態植生の誕生で1200種を超える植物が繁殖した。まさに“天然の酸素源”。魅了ある観光地であり、名実ともに「地質博物館」だ。

「チャイナネット」2002/09/10