長年の研究の結果、科学研究者は既に中国中東部地区に影響を与える砂嵐の発生源地区、増強源地区及び経路を基本的に掌握した。知るところに依れば、中国に影響を与える砂嵐発生源地区は国外発生源地区と国内発生源地区に区分される。国外発生源地区はモンゴル東南部のゴビ砂漠地区とカザフスタン東部の砂漠地区の二ヵ所である。国内発生源地区は内蒙古中東部のスニタ盆地或いはフンシャンダカ砂地中西部、内蒙古アラシャン盟の中国・モンゴル国境地区、さらに新疆南部のタクマラカン砂漠と北部のクルバントクタ砂漠である。
今回の新疆で開始されたこのプロジェクトの完成後は、砂嵐の砂塵流動量、濃度、運動方向などの具体的情報が提供されるので、私たちの砂嵐防止、処理整備に対する大きな意義を有している。
「チャイナネット」2003/02/19