中国国家発展改革委員会環境資源総合利用司の趙家栄司長が先般明らかにしたところによると、中国の「環境に優しい照明プロジェクト」の実施以来、累計で450億キロワット時の節電となり、二酸化炭素(CO2)1300万トンの排出減に相当する。
趙家栄司長は、現在、中国の照明における電力使用量は社会全体の電力使用量の約12%を占めている。在来の効率の低い照明器具を高効率の照明器具に切り換える場合、60%~80%の節電が可能で、照明における節電のポテンシャルが極めて大きいと分析している。
「環境に優しい照明プロジェクト」推進の影響で、中国の高効率照明器具の市場需ニーズも増大し続けている。サンプリング調査によると、2003年のコンパクト型蛍光灯の国内における販売量は1995年の2700万本から3.56億本に増え、現在利用されている高効率照明器具の社会全体の照明器具使用量に占める比率はすでに43%に達しているという。
「チャイナネット」2005年5月16日