北京市紅十字会と香港紅十字会が合同で行う「紅十字救急員・指導員資格者のための講習会」が4日、開講した。両市は今後、オリンピック時の救急活動に向けての研修・訓練を協力して展開する。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。 4日に始まった研修・訓練は、両紅十字会にとって初めての合同での実施となった。対象者は北京の指導員資格者で、期間は1週間。内容は、伝統的な人工呼吸法と包帯の使い方、止血、骨折の固定、負傷者運搬などの4大技術のほか、災害現場での模擬訓練などの内容も重点的に組み込まれている。 北京市紅十字会常務委員会の韓陸副会長は、「香港紅十字会は早くから国際的な連携を行っており、救急活動の演習経験も豊富だ。講習会以外にも、今週中に2008年オリンピックに向けての救急活動の教材を共同で編集することになっている」と述べた。 写真:訓練で、担架に横たわった病人に応急手当をする救急隊員。 「人民網日本語版」2006年12月5日 |