五輪馬術 ハイテク技術で競技馬をクールダウンに
発信時間: 2008-04-17 | チャイナネット

香港で開催される北京五輪馬術競技で、香港の8月の暑さや湿気に、競技馬が適応できることを確保するために、香港がハイテクを採用した設備を利用しようとしている。これは、香港奥馬公司行政総裁の林煥光氏が、16日に開催された「北京五輪共催都市準備業務」の記者会見で述べたもの。

競技チームは、オリンピックおよびパラリンピックの馬術競技の期間、全面的な天気予報を把握し、競技馬の熱さ度など測る「 WBGT(湿球黒球温度)」指数が用いられる。その指数には、日光の屈折、湿度、気温、風速が含まれる。香港天文台は、競技期間および競技会場に24時間観測を行う予定だ。

林煥光総裁は、香港の馬術競技には、国際馬術連盟(FEI)との話し合いをもとに、暑さや湿度による競技馬のダメージを減らすための多くの措置を取るつもりだ。例えば、

▽競技馬が香港に到着後、すぐに空調の効いた馬運車で搬送。

▽空調つきの厩舎。

▽初の試みとして、空調つきの屋内練習馬場で訓練。

▽主な競技場および双魚河馬術競技場には、ミストファン(扇風機と霧吹きがセットになっていて体温を下げる)テントを4つ設置。

▽耐久競技(野外騎乗)の休憩所テントにはすべて、ミストファンが設置され、大量の水や氷を用意。

▽主な競技場および耐久競技場には冷水を用意し、クールダウンさせるための措置を取る。

香港の過去30年における8月度の天気記録の平均値は、気温は26.4~31.1度、相対湿度は82%、降雨量は444.6ミリとなっている。

「人民網日本語版」2008年4月17日

 


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