北京五輪組織委員会は15日から、北京五輪の競技場31カ所と関連施設15カ所における臨時施設建設の入札募集を開始する。経験と資質のある建設会社は、国内外問わず単独または共同で入札に参加できる。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
臨時施設とは、競技開催時の運営のニーズにあわせて、開催前に建設し終了後には撤去する施設を指し、主にテント、臨時プレハブ、フェンス、テレビ中継機用の台、テレビ実況解説者席、臨時駐車場、臨時道路などが含まれる。
入札募集の受付期間は12月15日~2007年1月8日まで。今回の入札は競技会場の位置に基いて3部分に分けて実施される。1部分あたりの投資額は約1億2千万元。落札者はテストイベント、オリンピック、パラリンピック期間中に使用される会場の臨時施設の設計、建設、補修、終了後の撤去などを請け負うことになる。
今回の入札に参加する条件として、建設部が公布する「家屋建築施工総請負」の1級以上の能力あるいは「市政工程施行総請負」の1級以上の能力、あわせて「家屋建築設計乙級」以上の能力が必要となっている。この他、入札に参加する企業は大きな国際大会の組織・実施経験、または臨時施設建設プロジェクトの経験や業績を備えていなければならない。詳細については北京五輪組織委員会公式サイト(http://www.beijing2008.cn)あるいは投資北京ウェブサイト(http://www.bjinvest.gov.cn)に掲載されている。
「人民網日本語版」2006年12月15日
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