出入境管理部門の1つ、北京出入境辺防検査総站が開発した「旅客自動通関検査システム」が今年末から使用開始となる。同システムは2008年の五輪開催期間に予想される、空港での通関検査時の混雑に対応するために開発されたもので、所要時間は1人あたり約10秒となる予定。中国青年報が伝えた。
同総站の満聚友・站長によると、通関の検査官は通常、パスポートとビザのチェックを45秒以内に行うが、同システムの導入後は、従来行われていた入境登記カード(入国カード)などへの書き込みの手間が無くなり、通関速度が向上するという。
現在北京市の毎月の出入境者は約のべ100万人。五輪開催期間にはのべ500万人、2008年の年間出入境者はのべ1500万人に達する見込み。
「人民網日本語版」2007年5月17日
|