オリンピックに向けて北京の多くのレストランでは中英2カ国語のメニューを用意し始めているが、「四つの嬉しい肉団子」(四喜丸子)や、「そばかす顔の女性が作った豆腐」(麻婆豆腐)といった名前は、外国人、中国人ともに苦笑いを誘っている。こういった状況を改善するために中国科学技術翻訳協会、北京老字号(老舗)協会、米国翻訳者協会(ATA)中国語支部、北京外国語大学高級翻訳学院などの機関は3日、北京でオリンピックへ向けた伝統的中華料理の適切な翻訳を募集する公益活動を始動させた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同活動期間は8月6日から9月25日までで、全世界のボランティアの翻訳家、翻訳愛好家に向けて伝統的中華料理の英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ドイツ語、日本語、韓国語の翻訳語を募集する。第一期の活動は北京地区の老舗企業を対象とする。
今回の翻訳活動は、老舗企業の国際化を促し、世界各国により深く中国の商業文化の歴史を理解させるねらいがある。北京市はすでに統一翻訳規則手帳の発行を決定しており、2008年オリンピックの前までに、中国人も外国人も英語メニューの意味がわからないといった現象を出来るだけ改善させるとしている。
写真:伝統の中華料理「四喜丸子」
「人民網日本語版」2007年8月4日
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